成願寺季報最新号より抜粋

＊季報４９号＊
 ◎平成12年度成道会一泊坐禅会説教 前編
       「意根を断つ　─今一度坐禅について─」
       　　　　静岡県少林寺住職　井上貫道

　　　　　　昨年１２月９日に行なわれた一泊坐禅会において、
　　　　　　井上老師よりお説教をいただきました。
　　　　　　「意根」の「意」は「思い」、
　　　　　　こころのいろんなものを思わせる働き。
　　　　　　人は自分の「思い」によって不自由になる、
　　　　　　と語る説法前編。

      ◎「成願寺に眠る明治の偉人　　關澤明清氏の功績」
　　　　　　　千葉県立総南博物館学芸員　安齋信人

　　　　　　關澤明清氏は明治期水産業の振興に尽くした人物である。
　　　　　　鮭・鱒の人口孵化事業、巾着網漁、新式の捕鯨事業を
　　　　　　欧米より紹介したのを始め、
　　　　　　大日本水産会役員、水産伝習所（現東京水産大学）事務取扱兼所長
　　　　　　駒場農学校（現東京大学農学部）の長を歴任する等
　　　　　　当時の水産の教育普及にも大きな役割を果たした。
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      ◎平成１３年度・学術研究振興基金「小笹会」からの報告
       　　　　平成13年度「小笹会」は、
　　　　　　1団体と2名に基金の授与がされました。

　　　　　　1団体とは、
　　　　　「『大正新脩大蔵経』テキストデータベース化」事業への寄金。

　　　　　　育英金授与者は以下の2名です。

　　　　　小野　卓也……日本／東京大学大学院
　　　　　　　　　　　　　ニヤーヤ学派の認識論とその思想的背景
　　　　　鄭シュクブン…台湾／愛知学院大学大学院
　　　　　　　　　　　　　宋代禅、特に臨済禅を中心として
　　　　　　　　　　　　　禅宗史・社会的影響・思想面から考察


    　◎学術研究振興基金「小笹会」研究員紹介
　　　　　　駒澤大学大学院　林　鳴宇
　　　　　　『青蓮院吉水蔵新出資料『出家・授戒作法』と「十六条戒」の関係


       　◎「成願寺の御仏たち」５ ─ 六地蔵菩薩
　　　　　　　六地蔵は、よく墓地の入口付近にある6体の地蔵菩薩です。
　　　　　　　死後に迷いめぐるという六道のどこにでも姿を現して
　　　　　　　人々の苦しみを除く菩薩です。

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