山門(三門)
 
 一風変わった構えをもつ当山の山門は、(注)黄檗宗という中国の禅宗独特の様式を取り入れています。
 山門は禅刹に見られる七堂伽藍のひとつ。本堂を「涅槃」悟りの境地に見立て、そこに至るために通る三つの門「空門、無相門、無作門」の三解脱門に擬して三門とも称します。
 当山の山門楼上には梵鐘が安置してあり、大晦日には除夜の鐘撞きをいたします。
 
 (注)京都宇治の萬福寺が日本黄檗宗の総本山で、江戸時代に中国福建省から渡来した隠元禅師が宗祖。 隠元禅師は日本にインゲン豆を伝えたことでも知られる。臨済宗とともに日本三禅宗の一つ。
 
 
 

楼上の鐘撞きの様子です。
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